広島県大竹市にある「下瀬美術館」へ行ってきました。
下瀬美術館といえば、瀬戸内海の絶景と調和した、まるで自然と建築が一体となったような美術館。
建築は世界的建築家・坂茂氏による設計で、対岸には宮島を望み、時間の流れさえゆるやかに感じられる、まさに「景色も展示の一部」と言える空間です。
今回は、美的感覚を養うことを目的に訪れたのですが、ちょうど梅雨の時期で、訪れた日は雨でした。
晴れていれば美術館から瀬戸内海を一望できるのですが、その日は水墨画のようなグレーの空と海。
静けさの中に水の上に浮かぶ カラフルな可動展示室が 作品たちを引き立てるようでした。
美しい曲線の館内では、
オリジナルグッズもパッケージとアイテムが合わせて一つに見えるように作ってあったり お洒落でした。
展示してある物からも新しいアイデアの意見がでてきたり・・・貴重な時間を過ごしました。
館内では現代美術が展示されており、感性を刺激される作品が並びます。
特に印象に残ったのは「エミール・ガレの庭」。
アール・ヌーヴォーを代表する工芸家であり、植物学者でもあったエミール・ガレ。
彼の作品に登場する草花を中心に、瀬戸内の気候に合わせて植栽されたという庭園には、しっとりと雨に濡れた植物たちが生き生きとしていて、とても美しかったです。
ファルベでは花をモチーフにした商品も扱っているので、「この花、あのアイテムに使ってるね」なんて話しながら散策するのも楽しいひとときでした。
見て、感じて、話して、考える。
そんな美術館散策のあとは、洗練された空間での贅沢ランチ。
美術と自然と料理、五感をフルに使って味わいながら、仕事のこと、お客様のこと、そしてこれからのものづくりについて、たくさん語り合いました。
美に触れることで、また一歩、私たちの感性と想いが深まった気がします。
これからも、お客様に喜んでいただけるアイテムづくりに励んでいきます!